短距離路線の番組を充実させるために新設された重賞で、今年で3回目となる。それ以前も芝1200mの3歳オープン特別として同じ名前で行われており、11年には
ロードカナロアが制した歴史がある。重賞格上前も含めた過去10年の成績から、傾向を探っていきたい。
1.距離短縮組が強い
過去10年の成績を前走の距離別で見てみると、今回距離短縮となる馬が[7-9-9-84]で複勝率22.9%と圧倒的。複勝回収率も151%ある。対して、前走も1200mを走っていた馬は[3-2-0-32]で複勝率13.5%・回収率28%。
2.牝馬が強い
過去10年で、牝馬の成績は[7-7-3-49]で連対率21.2%・複勝率25.8%。また、回収率は単複共に100%を超えている。特にここ4年は連続して牝馬が勝利して、2頭以上馬券に絡む活躍を見せている。
3.間隔が空いている馬には疑問符
過去10年、中9週以上での参戦となった馬は[1-0-0-21]。昨年1着の
ディアンドルしか好走することが出来ていない。対して、中2〜3週の馬は[7-5-3-41]で複勝率26.8%と上々の成績を残しており、中4〜8週も[2-5-6-43]で複勝率23.2%。
ケープコッドは前走の
桜花賞で13着も、初の1600mで重馬場と条件が厳しすぎたので参考外で良いだろう。これまでの3勝すべてを1200mであげているように、今回の距離短縮は明らかにプラス。相手関係も楽になり、巻き返しは必至だろう。