30日に京都競馬場で行われる
葵S(3歳・重賞・芝1200m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、オープン特別として行われた2010〜2017年もデータの集計対象とした。
過去10年で最多となる3回の馬券絡みが
キングカメハメハ。2回で
クロフネ、
マツリダゴッホ、
ネオユニヴァース、
ダイワメジャー、
アドマイヤムーンが続き、さまざまな種牡馬の産駒が幅広く好走している。
初出走となる
キズナ産駒からは、
ビアンフェ、
エグレムニ(抽選対象)、
レジェーロ(抽選対象)の3頭が特別登録。上位人気と目される
ビアンフェは、
母ルシュクルが京都芝1400m・外で開催された09年
葵Sで5着の実績を持つ(同産駒のコース成績は「1-2-0-7」勝率10.0%・複勝率30.0%)。
同じく初出走となる
リアルインパクト産駒からは、
アルムブラストが出走予定。
母ヴァンフレーシュは13年
葵Sで5着と善戦しており、昨年は父の姪にあたる
アウィルアウェイが3着に入線を果たしている(同産駒のコース成績は「0-0-0-2」勝率0.0%・複勝率0.0%)。
アドマイヤムーン産駒は「0-1-1-6」。13年2人気3着
プレイズエターナル、12年6人気2着
ゴールデンムーン、と2度の好走例はあるが、1人気に支持された2頭は掲示板外に敗れている。なお、そのうちの1頭は後にス
プリント重賞で活躍する
ハクサンムーン(12年1人気9着)だ。今年は
マーガレットSを制した
エレナアヴァンティが出走予定。
ダイワメジャー産駒は「1-0-1-2」。17年6人気3着
ショウナンマッシブ、16年4人気1着
ナックビーナス、と馬券的な妙味がある一方で、2・3人気に推されていた2頭が4着以下に敗れていることは気に留めておきたい。なお、今年のメンバーのなかでは産駒の優勝例がある唯一の種牡馬だ。同産駒からは
ケープコッドが出走予定。