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【関東オークス(6/10)注目馬情報】JRA強豪馬に迎え撃つ地方馬!アクアリーブルは母子制覇なるか!?

  • 2020年06月01日(月) 18時00分
 6月10日、川崎競馬場で行われる関東オークス桜花賞東京プリンセス賞に続く南関牝馬クラシックの最終戦で、3歳牝馬の頂点を決するレースとなっている。また優勝した地方所属馬にはジャパンダートダービー、1・2着馬にはスパーキングレディーカップへの優先出走権が付与される。

 今回の出走馬の面々の中でまず私が注目しているのがJRA所属のアールクインダム。デビュー以来芝を使われてきて初ダートへの適性がカギになるものの、同じローズキングダム産駒のスプリングマンが18年に川崎のクラウンカップを制している。菜の花賞はタフな競馬で勝っているし、重賞初勝利のチャンスは十分にありそうだ。

 クリスティは大崩れがないタイプで、フラワーカップでも掲示板を確保しており実績上位。同じく初ダートにはなるが、そこそこ馬格もあるので地方の深い砂にも対応できるはず。勝負根性があるタイプだし、同厩舎のデアリングタクトが中央で桜花賞オークスの2冠を達成しており厩舎の勢いもある。

 セランはすでにダートで2勝を挙げており、前走は世界を舞台にUAEオークスで3着という結果。脚質的にも地方は向くので、昨年勝ったラインカリーナのように前々の競馬ができれば逃げ切り勝ちも可能。

 レーヌブランシュはスタートに不安はあるが、3走前のもちの木賞での上がり36.6が評価できる。ゆったり競馬ができる分距離が延びるのはプラスだし、地方競馬での活躍も多いクロフネ産駒だけに期待できる。

 迎え撃つ地方馬で最も注目しているのは、2012年の関東オークスの勝ち馬アスカリーブルの娘、船橋所属のアクアリーブル。南関牝馬クラシック2冠を達成していて3冠がかかっているだけに、中央の強豪相手でも負けられない。アスカリーブルが制して以降地方馬の勝利はないが、ここは勝って母子制覇を達成したいところ。

 最後に挙げるのは大井所属のテーオーブルベリーアクアリーブルとの勝負付けは済んでしまっている印象はあるが、成長期の3歳馬だけに食い込みのチャンスも。先に述べたように地方馬の優勝は久しくないものの、2014年以降毎年地方所属馬が馬券に絡んでいるという点からも注目したい。

 3歳のダート女王に輝くのはどの馬か!? アクアリーブルは母子制覇となるか!? 楽しみな一戦だ。

(文=「勝馬」記者・豊岡加奈子)

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