今年で第24回を迎える
北海道スプリントカップ。2008年までは札幌競馬場か旭川競馬場で行われていたが、2009年からは
門別競馬場で施行されている。また2009年まで1000mの競走だったが、2010年からは1200mで実施されている。1000m時代から
JRA勢が圧倒的に強く、1200mに変更になってからはすべて
JRA所属馬が優勝している。今年も
JRAからは快速馬
マテラスカイが参戦し、その逃げ脚に注目が集まる。ただそれ以外は
JRA勢含め混戦模様で、2、3着争いは熾烈になりそうだ。
◎は
マテラスカイ。2018年の
JBCスプリントで2着、昨年の
ドバイゴールデンシャヒーン2着、今年のサウジアC2着と、大舞台での実績からもこのメンバーなら抜けた存在。今年はドバイが中止になったが、ここに向けての調整過程は順調と伝わっている。ベストの1200mの舞台では、圧倒的なスピードで逃げ切り勝ちが濃厚。
○に
ショーム。初めての1200mだった前走で4着と距離にもまずまず対応できた。今回は2度目の1200mで慣れも見込め、更に前進が期待できる。陣営によると馬場も合いそうとのことだし、今後を考えるとここで賞金を加算しておきたいところ。
▲に
ノボバカラ。前走の
さきたま杯で久々の重賞勝ち。連闘がカギとなるが、昨年のこのレースで3着、2016年にはハナ差の2着と門別は得意の舞台で、状態さえ問題なければ上位争いは可能だ。
△は中央ではオープンクラスだった
ニットウスバルは、転入初戦を白星で飾った。タイムはさほど速くはないものの馬場適性は示したし、休み明けをひと叩きされた上積みもある。もう1頭は2番手からも競馬ができる
スズカコーズライン。
世界で魅せた
マテラスカイの逃げ脚に期待が集まる
北海道スプリントカップ。6月4日(木)、20時発走。
(文:佐々木祥恵)