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【安田記念 血統データ分析】種牡馬傾向は様々だが、リピーター率が高い

  • 2020年06月04日(木) 21時00分
 7日に東京競馬場で行われる安田記念(3歳上・GI・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。

 過去10年で最多となる5回の馬券絡みがディープインパクト。次点で2回のスクリーンヒーローシンボリクリスエスローエングリンキングカメハメハハーツクライサクラバクシンオークロフネマンハッタンカフェタニノギムレットと続く。リピーターの活躍が目立つことも特徴で、3着以内に好走した延べ30頭のうち14頭、実頭数で7頭が安田記念で好走実績を持っていたことになる。

 ディープインパクト産駒は「2-1-2-31」。17年サトノアラジン(7人気)、11年リアルインパクト(9人気)、勝ち馬2頭含め、3着以内に好走した5頭のうち4頭が6人気以下の人気薄で、1〜5人気に推された馬が「0-1-0-12」と不振傾向にあることは気に留めておきたい。今年はグランアレグリア、ケイアイノーテック、ダノンキングリーダノンプレミアムヴァンドギャルドの5頭が出走予定。

 ロードカナロア産駒は「0-0-1-1」。昨年は1人気の支持を集めたアーモンドアイが不利を受けながらも上がり3F最速となる末脚を駆使して3着に好走。上がり3F2位も同産駒のステルヴィオが記録しており、適性自体は十分に示せたように思える。今年は断然の人気が予想されるアーモンドアイほか、ダノンスマッシュが出走予定。

 ステイゴールド産駒は「1-0-0-2」。昨年、自身にとってもGI初制覇となったインディチャンプは、11年の勝ち馬リアルインパクトの甥にあたる血統でもあった。そのインディチャンプが、今年は19年春秋マイルGI制覇の肩書きを背負って連覇を目論むことになる。

 ダイワメジャー産駒は「0-0-0-10」。意外にも未だ3着以内に好走例はないが、延べ10頭のうち8頭が6人気以下、5頭が10人気以下であったこと思えば見限れないか。今年、同産駒として出走するアドマイヤマーズは、マイルGIで3勝を挙げる実績からも真打ち登場となるだろうか。

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