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【鳴尾記念 枠順データ分析】好成績を残す7・8枠もフルゲート時は過信禁物?

  • 2020年06月05日(金) 11時50分
 6日に阪神競馬場で行われる鳴尾記念(3歳上・GIII・芝2000m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、施行条件が変更された2012年以降をデータの集計対象とした。

 過去8年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが10番。3回で2番、6番、8番、9番が続き、2回が3番、7番となっている。

 参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。

1枠 0-0-0-9 複勝率0.0% 複勝回収率0%
2枠 0-1-2-6 複勝率33.3% 複勝回収率394%
3枠 1-0-1-8 複勝率20.0% 複勝回収率40%
4枠 0-0-2-8 複勝率20.0% 複勝回収率44%
5枠 1-1-1-8 複勝率27.3% 複勝回収率118%
6枠 0-1-2-10 複勝率23.1% 複勝回収率76%
7枠 2-4-0-9 複勝率40.0% 複勝回収率71%
8枠 4-1-0-11 複勝率31.3% 複勝回収率61%

【フルゲート未満】
1・2枠 0-1-2-11 複勝率21.4% 複勝回収率253%
3・4枠 1-0-2-13 複勝率18.8% 複勝回収率40%
5・6枠 0-1-3-16 複勝率20.0% 複勝回収率56%
7・8枠 6-5-0-16 複勝率40.7% 複勝回収率76%

【フルゲート(=16頭立て)】
1・2枠 0-0-0-4 複勝率0.0% 複勝回収率0%
3・4枠 0-0-1-3 複勝率25.0% 複勝回収率50%
5・6枠 1-1-0-2 複勝率50.0% 複勝回収率295%
7・8枠 0-0-0-4 複勝率0.0% 複勝回収率0%

 例年、出走頭数が揃わずに12頭立て以下で行われることが大半で、昨年も9頭立てと極端な少頭数で行われていた。

 7・8枠の好成績も少頭数による可能性が否めないが、少頭数であれば7・8枠が軽視できないことの裏返しでもあり、昨年もメールドグラース(7枠7番・1人気1着)とブラックスピネル(8枠9番・5人気2着)で決まっていたことは記憶に新しい。

 フルゲートで行われた2013年に限ればパッションダンス(7枠14番・1人気6着)、ダイワファルコン(8枠15番・2人気10着)、エアソミュール(8枠16番・4人気4着)、と上位人気馬が3頭とも4着以下に敗れており、一転してフルゲートとなった今年の外枠は過信禁物かもしれない。

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