「
エプソムC・G3」(14日、東京)
8戦して馬券圏外は一度もなし。オープン入りを果たしたばかりの
ピースワンパラディが、勢いに乗って重賞初制覇を狙う。前走の
湘南Sは好位差しの正攻法でV。首差の辛勝でも、大竹師は「抜け出して力を抜くところはあったけど、外から馬が来たらもうひと伸び。本質的に忙しいマイルで、ポジションを取りに行った分もあったと思う」と勝ち切った点を評価する。
1週前は美浦Wでの3頭併せできっちり最先着。長めから負荷をかけて、最後まで気を抜かせることなくフィニッシュした。「動きはまあまあかな。抜け出してもしっかりと走れた点が良かった」。課題クリアに、指揮官も明るい表情だ。
昨年の
青葉賞3着以来となる重賞挑戦。「距離が長い中での3着は評価していい。当時の結果を踏まえれば、G3なら勝つ力はある」と期待は大きい。多くの
サウスポーを輩出した
ジャングルポケット産駒らしく、直線の長い左回りにこだわって使ってきた。「脚質的に展開に左右されない。ここまで取りこぼしもあって(オープン入りに)時間はかかったが、この馬に重賞を勝たせたい」。いざ、力試しの舞台へ。大器は府中で花開く。
提供:デイリースポーツ