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マーメイドS・G3」(14日、阪神)
重賞初制覇を目指す
センテリュオが10日、栗東坂路で万全の仕上がりをアピールした。気になるのは当日の空模様。週末の天気予報は雨だけに、苦手の緩い馬場を克服できるかが鍵となる。
ミスマンマミーアは栗東CWで好ムード。道悪も歓迎でチャンスは十分だ。
センテリュオが栗東坂路で躍動した。ゆっくりとスタートを切ると、徐々にペースアップ。ラスト1Fで鞍上に促されると、最後まで勢いは止まらず、4F53秒1-38秒1-12秒2をマークした。高野師は「単走でリズム良く動けていました。ここまで何の問題もなく、調整できていますし、仕上がりはいい。馬体、息の入りともにすごくいいですね」と状態に太鼓判を押した。
19年は1番人気に支持されたものの4着。良馬場発表でも、緩い馬場が影響した。
父ディープインパクト譲りの瞬発力を売りにするだけに、最大の敵は梅雨入りした雨予報の馬場。「推進力のある走りがこの馬の魅力ですが、雨だとそれが発揮できません。前走(
大阪城S5着)で騎乗した川田騎手も、稍重の馬場が影響したと話していましたから。それに実績を考えるとハンデ(55キロ)も重い印象」と慎重に構える。
今回は新馬勝ち以来の福永とのコンビ。ダービー2勝目を挙げ、先週の
鳴尾記念も制するなど、頼もしい鞍上を迎えた。体調も万全。あとは、苦手な馬場を克服して、初タイトルをつかみ取るだけだ。
提供:デイリースポーツ