現2歳世代で産駒はわずか3頭。14年新潟2歳Sを制した
ミュゼスルタンの初年度産駒
ユングヴィ(牡2歳、美浦・大江原)が土曜東京5R(芝1400メートル)でデビューする。父、そして
母ハンナも手掛けた大江原師は「勝ち気で、しまいがしっかりしているところを受け継いでいる感じだね」と頬を緩める。
父の主戦を務めた柴田善も、初陣を楽しみにしている。「性格や走り方、手前(軸足)を頻繁に変えるところ…。“こんなところまで似るか!?”っていうぐらい父親に似ているよ。あとは、立ち上がるような悪さをするところも(笑)」とご機嫌だ。
もちろん、素材の良さも父譲り。10日の美浦Wでは5F67秒5-39秒7-12秒6を楽にマークした。「スピードを上げた時に沈む感じは父そっくり。もう少しパワーがついてくればもっといいけど。これからいい方向に成長してくればいいね」と柴田善。親子2代に渡るドラマが始まる。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ