21日に東京競馬場で行われる
ユニコーンS(3歳・GIII・ダート1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる3回の馬券絡みが
ゴールドアリュールと
シンボリクリスエス。2回で
アグネスタキオン、
ヘニーヒューズ、
キングカメハメハ、
クロフネが続いている。
ゴールドアリュール産駒は「3-0-0-6」。17年
サンライズノヴァ、16年
ゴールドドリーム、14年
レッドアルヴィス、と3頭の勝ち馬を出しているが、意外にも1人気に支持されていた馬はおらず、馬券的な妙味を兼ね備えていることも特徴と言えるだろう。今年は
サトノラファールが出走予定。
ヘニーヒューズ産駒は「1-0-1-4」。昨年は初ダートかつ他馬より重い57kgを背負っていた
ワイドファラオが着差以上に強い勝ち方を披露。一方で、14年
アジアエクスプレスは1人気で12着に大敗するなど、当てにしづらい側面も持つ。今年は
タガノビューティーが出走予定。
上位人気と目される、
カフェファラオ(父
American Pharoah)、
レッチェバロック(父
Uncle Mo)、
デュードヴァン(父
デクラレーションオブウォー)は、いずれも初出走となる種牡馬の産駒。3頭ともダートでは負け知らずの逸材で、血統的な観点からもどういった結末を迎えるのか興味深い。参考までに同コースの種牡馬成績は下記の通り。
American Pharoah 「3-1-0-3」 勝率42.9%・複勝率57.1%
Uncle Mo 「0-1-2-4」 勝率0.0%・複勝率42.9%
デクラレーションオブウォー 「4-0-1-8」 勝率30.8%・複勝率38.5%