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【ユニコーンS予想】将来のダート界を担う逸材3頭の三つ巴戦!!/JRAレース展望

  • 2020年06月20日(土) 20時30分
 1996年に創設された3歳馬によるダート重賞で、今年で第25回目となる。過去10年の優勝馬を見ても、ベストウォーリアノンコノユメゴールドドリームサンライズノヴァルヴァンスレーヴワイドファラオとGI、JpnI馬を輩出する出世レースとなっている。今年もカフェファラオレッチェバロックデュードヴァンなど将来ダート界を背負う逸材が顔を揃えた。

 ◎はカフェファラオ。新馬戦では、のちに交流重賞の兵庫チャンピオンシップを制したバーナードループに10馬身差をつける圧勝劇。2戦目のヒヤシンスSは、出遅れて最後方からの競馬になるも、4コーナー手前で外を回って射程圏まで追い上げると、直線では力強く抜け出し2勝目を挙げた。前走で出遅れているだけに今回もスタートがポイントとなるが、例え出遅れても東京コースならリカバリーがきくだろう。

 ○にレッチェバロック。新馬、2戦目とも優秀な時計で勝ち上がっているように、スピードの絶対値はここでも上位。スピードのあるこの馬には芝スタートも有利で、先手もスンナリ取れるだろう。これまでの余裕のレース振りから、1ハロン延長は全く問題ないはずだ。

 ▲デュードヴァン。ダート戦は3戦3勝で、前走の青竜Sを好タイムで勝ち、カフェファラオレッチェバロックと三つ巴と言っても過言ではない。前走は2着馬とはクビ差と僅差だが、並ばれて2頭の間からまた伸びたように勝負根性も兼ね備えている。

 △は、昨秋アメリカのブリーダーズCジュベナイルで5着、今年2月にはサウジアラビアのサウジダービー優勝と経験を積んできたフルフラット、1400m戦で2連勝中のサトノラファール、東京コースでは必ず追い込んで来るタガノビューティーの3頭。

 カフェファラオレッチェバロックデュードヴァンと将来楽しみな3頭以外にも素質を秘めた馬たちが名を連ね、見応えある一戦となりそうなユニコーンS。6月21日、15時45分発走。

(文:佐々木祥恵)

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