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宝塚記念・G1」(28日、阪神)
大阪杯2着の雪辱を期す
クロノジェネシスは24日、栗東CWでリズムを重視した追い切り。3頭併せの最後方から追走して、頭を上下させることも、首を左右に振ることもなく、いい意味でギアを変えず進んで行く。直線では内に入り、いつでも前をかわせる態勢に持ち込んだが、最後まで追われることはなくフィニッシュした。
ステラリア(2歳未勝利)に半馬身遅れ、
ヒンドゥタイムズ(4歳オープン)とは併入。馬なりで6F82秒1-37秒6-11秒8と上々の時計となった。
2週連続で騎乗した北村友の笑顔が、充実ぶりを物語っていた。「折り合いを欠くことなく、終始、リズム良く走れていました。体もいい状態を維持できています」と好感触を口にする。斉藤崇師も「動きはいいと思いますし、仕上がりに関しても問題ない」と納得の笑み。「去年の今頃は本当にカイバを食べなくて調整が難しかったが、今は落ち着きがあってカイバ食いの良さにつながっている」と心身の成長をアピールした。
週末の天気予報は下り坂だが、鞍上は「馬場が悪くても、この馬の瞬発力を見せてくれますし」と気にする様子はない。「器用な馬なので阪神の2200メートルも問題ない。もう一度、この馬とG1を勝ちたい」と強い決意をにじませた。昨年の
秋華賞に続くタイトル奪取を狙う。
提供:デイリースポーツ