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【宝塚記念コース解説】下りスタートで初角まで距離がありペースが上がりやすい

  • 2020年06月27日(土) 17時20分
 28日に阪神競馬場で行われる宝塚記念(3歳上・GI)の舞台となる阪神芝2200m。このコースについて解説していく。

 阪神コースは2005年から2006年にかけて改修工事が行われ、新装オープンは2006年末の開催。このコース改修に伴い、阪神芝コースは外回りが新たに設けられ、外回りの一周距離は2089mと、右回りで最も大きな競馬場へと生まれ変わった。外回りコースの直線距離は473.6mで、ゴール前には高低差1.9mの急坂が待ち構えている。

 芝2200mは内回りでの施行。内回りの一周距離は1689mで、ゴール前直線は356.5m(Aコース使用時)。

 芝2200mは正面スタンド前直線入口からのスタート。300mほど下って、ゴール前の急坂へと転じる。そこからはしばらく平坦コースが続き、3コーナー過ぎから緩やかに下っていく。残り200m地点から再び急坂を上ったところがゴール。初角となる1コーナーまでの距離は530m。2000mに比べて初角までの距離が延びる上に、下りスタートになるのでテンが速くなりやすい傾向がある。

 宝塚記念は3回阪神の8日目に行われる。3回阪神は前6日はAコース、後2日はBコースを使用するローテーション。つまりBコース使用2日目ということになる。今年は京都競馬場の改修工事に伴い、7月の中京と9〜10月阪神が入れ替わっている。宝塚記念の後も阪神で開催が続くため、例年とはコースローテーションが異なる(例年ならば宝塚記念はBコース4日目)点に注意。

 6月16日付の「太論」で小牧太騎手も指摘されている通り、今の阪神は見た目以上に馬場が傷んでいる。時計自体は標準レベルだが、軽いスピードタイプよりもある程度、パワーも備えたタイプの方がベターだろう。

 実際、宝塚記念の近3年のレース上がりは35.7、36.8、35.3。瞬発力勝負に泣いてきた、重い芝巧者の一変に注意を払いたい。

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