「
JBC2歳優駿JpnIII/1800m外回り」(11月3日=祝・火)という新たな頂上決戦が誕生し、そこに向けて楽しみな2歳馬が次々とデビューしているホッカイドウ門別競馬。きょう30日のメイン(最終)11Rでは、いよいよ全国でも世代のトップを切り“日本一早い2歳重賞”「第45回
栄冠賞H2」(1200m外回り。JBC協会協賛
リオンディーズ賞)が行われる。1着馬は
JRA函館2歳ステークスGIII(7月18日、芝1200m)への出走資格を満たすということでも大注目の一戦だ。
「門別1200m」での施行となって12回目を迎えるが、2010年には後にあの
ロジータ以来22年ぶりに牝馬で南関東3歳二冠(
羽田盃・
東京ダービー)を成し遂げることになる
クラーベセクレタがデビュー2連勝でV。2013年にはこの
栄冠賞から北海道・南関東で重賞計6勝を挙げた名牝
ノットオーソリティ、翌14年は南関東移籍後に
東京プリンセス賞SIを制した
ティーズアライズ、さらに17年には、今年5月17日の
JRA東京・3勝クラス「BSイレブン賞」を勝ってオープン入りした
サザンヴィグラスが制するなど、ここを勝って大きく飛躍する逸材が毎年のように出てくる真の「大注目レース」である。
今年は13頭が出走予定。世代最初の2歳オープン競走「
JRA認定ウィナーズチャレンジ1競走/1200m外回り」で3着以下を大きく引き離して壮絶な一騎打ちを見せてくれた
ラジアントエンティ、
サイダイゲンカイの2頭をはじめ、前出
ノットオーソリティの牡駒
ノットリグレットにそれぞれデビュー戦圧勝から2連勝Vに挑む
スマイルミュ、
ラッキードリーム、
ハートプレイス、リーチら有力馬は到底、五指に収まりきらない。メンバー中で唯一の2勝馬にして、すでに
JRA函館2歳Sへの出走資格を満たしている
ラジアントエンティが3連勝で頭ひとつ抜け出すのか、それとも他の1勝馬が
ラジアントエンティを倒して
函館2歳Sへの道を力強く切り開くのか。ゲートインは20時40分です。お見逃しなく!
(文=ひだか応援隊)