サイダイゲンカイが2018年生まれ世代「最初の重賞勝ち馬」となった、6月30日の「日本一早い2歳重賞」第45回
栄冠賞H2(1200m外回り、JBC協会協賛
リオンディーズ賞)。その発売額は、レース単体で3億円を超え、1日トータルではなんと「ホッカイドウ競馬史上2位」となる約10億4850万円にまで伸びた。しかも、過去最高額にあと約40万円というところまで迫ったということで、「強いホッカイドウ2歳馬」への認知が、全国規模でさらに広がっていることを実感できる数字となった。
一開催日の「10億円超え」は過去2回(2019年
ブリーダーズゴールドカップJpnIII当日および2020年
北海道スプリントカップJpnIII当日)しかなく、いずれもダート
グレード競走(
JRA交流重賞)施行日だった。しかし今回、初めて地元馬のみの、しかも戦歴の浅い2歳重賞(
栄冠賞H2は「地方全国交流競走」で地方他地区に開放しているが出走馬はゼロ)で記録された点に、“潮目の大きな変化”を感じるし、馬産地としても非常に喜ばしい限りだ。
栄冠賞のレース内容にも「レベルの高さ」を感じていただけたファンの皆さんは少なくなかったのでは、と贔屓目も含め思いたいし、実際、その上位馬を中心に、今後
JRA北海道シリーズや南関東その他での交流重賞などで活躍してくれる逸材も少なくないはずだ。
過去を紐解いてみても「
栄冠賞出走馬、上位入線馬」を憶えておくのは、後の2歳戦や3歳戦を楽しむ上で大きなアドバンテージになるのは間違いないところ。ぜひ、このレース成績をあらためてご覧いただき、今後への糧としていただければ、と切に願うところです。
さて、今夜2日のメイン(最終)12Rは、門別の最短距離=1000m(外回り)が舞台の「
グランシャリオ門別ス
プリントH2/JBC協会協賛
ミッキーアイル賞」。
地方競馬スーパース
プリントシリーズ(SSS)
トライアル(全6競走)の5戦目となる一戦は、20時40分に発走する。
8頭の少頭数だが、
北海道スプリントカップJpnIIIで実に20年ぶりの地元馬Vを成し遂げた前年覇者
メイショウアイアンを筆頭に、現下のトップス
プリンターが集結し非常に興味深い顔ぶれとなった。実績面からは重賞2連勝を期す
メイショウアイアンを筆頭に、
北海道スプリントカップJpnIII4着
ニットウスバルや、昨夏3歳で
エトワールH3を5馬身差圧勝した
ジョウラン、一昨年
エーデルワイス賞JpnIII勝ち等で2歳女王に輝いた
アークヴィグラス(再転入2戦目)、さらには昨秋の
エーデルワイス賞JpnIII2着で別定51キロは有利な3歳牝馬
アザワクらが上位人気に支持されそうだ。
繰り返しになりますが、ゲートインは20時40分です。恐らくは60秒を切るスピード比べを御堪能ください!
(文:ひだか応援隊)