先週の
宝塚記念は
クロノジェネシスが圧勝。19年の
リスグラシューに続き、牝馬が2連覇を飾った。久保田師が口を開く。「今は女の時代だよ」。思い起こせば4年前-。
ドゥラメンテ、
キタサンブラックといった並み居る強豪牡馬を、
マリアライトが蹴散らした16年
宝塚記念から『女の時代』が始まったのかもしれない。
今週日曜の福島9R・
南相馬特別には、
マリアライトの全妹
エリスライトが登場する。近2戦が2・3着。2度の骨折などで出世は遅れたが、5歳を迎えてようやく軌道に乗ってきた。姉も管理した久保田師は「気性の難しいところはあるけど、以前と比べてカイ食いとかは良くなっている。このクラスなら何とかしないと」と意気込む。鞍上に名手レーンを配して必勝態勢。みちのくの地から偉大な姉の背中を追いたい。
そして、
マリアライトの初子
オーソクレース(牡2歳、父
エピファネイア)もデビュー間近だ。現在は放牧中だが、7月半ばに札幌競馬場に入厩して、札幌デビューを目指す予定。「まだ子どもっぽくて母の面影はあまりないけど、厩舎ゆかりの血統だし、楽しみな馬ですよ」と指揮官は目を細める。今夏は“
マリアライト一族”から目が離せない。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ