netkeibaデータベースの
リニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がった
ラジオNIKKEI賞の「ゴールデンコンビ」はこちら。
【
和田雄二厩舎×
武藤雅騎手(
コスモインペリウム)】
「直近1年」の「
和田雄二厩舎×
武藤雅騎手」は2-1-1-11で複勝率26.7%、複勝回収率200.0%。4回の馬券絡みのうち3回は今回騎乗する
コスモインペリウムで、残りの1回が
サンタナブルーで15番人気1着した20年日吉特別でのもの。これが単勝11490円、複勝1960円という大穴で、回収率が跳ね上がっている。
注目したいのは「直近5年」の成績。5-2-3-28で複勝率26.3%、複勝回収率185.0%と数字自体は「直近1年」とほぼ同じなのだが、その内容が濃い。10回の馬券絡みのうち9回までもが4番人気以下でのもので、特定の馬に偏ることなく穴馬を走らせまくっているのだ。前出の
サンタナブルー以外にも、19年1月13日の500万下を
トッカータで12番人気1着、18年7月1日の3歳未勝利を
フジノジャイアンで7番人気1着など人気薄での勝ち切りが目立ち、単勝回収率は驚異の654.7%を示している。
武藤騎手は
コスモインペリウムに4度目の騎乗。3走前に初めて手綱を取ると、6番人気3着、4番人気2着、4番人気1着と常に人気以上の走りをみせており、その相性は抜群だ。2走前は良馬場で上がりメンバー最速の上がり33.3秒の脚を使い2着、前走は不良馬場でこちらもメンバー最速の上がり37.0秒で押し切りと馬場を問わないセンスの良さも心強い。大穴連発の「ゴールデンコンビ」だけに、人気薄ならば狙い撃ちしてみたい。