7月7日、
金沢競馬場で第3回日本海ス
プリント(900m)が行われる。1000m以下のワンターンで実施されるスーパース
プリントシリーズ(SSS)の一戦。2017年までは
名古屋競馬場で名古屋でら馬ス
プリントが行われていたが、日本海ス
プリントが東海・北陸交流として創設され、名古屋でら馬ス
プリントは行われなくなった。今年は笠松4頭、愛知2頭、地元・金沢2頭の8頭立てという顔ぶれ。初顔合わせの馬も多く、能力比較が難しい。
中心は最内枠に入った
ミラクルダマスク(笠松)か。大井でデビューし、南関東の1200m以下で3勝を挙げたのち、今春の岩手2戦を経て笠松にやってきた。昨年7月には川崎のC1選定馬による900m戦では好スタートから3番手を取り、直線で前に迫って3/4馬身差で勝利。2走前はSSS開幕戦の早池峰スーパース
プリント(盛岡)。今回、出走する
エイシンテキサスよりも速いダッシュを見せ、先手を奪うと残り50m付近まで粘って2着だった。今回も好ダッシュからそのまま押し切りそう。
フェリシアルチアも楽しみな1頭。
JRA1勝馬で、今春、金沢に再転入した。前走は当レースの
トライアルにあたる準重賞の900m戦で、最内枠からダッシュをつけてハナを奪うとラストは流す余裕もあった。金沢では1400m以下は負けなしで、馬格があるのも当地に向いていそうな印象。
ミラクルダマスクに逆転もありそう。
エイシンテキサス(愛知)は昨年覇者なだけでなく、佐賀時代にはSSSの一戦・園田FCス
プリントを2018年に制覇(
カイロスとの同着)。また昨秋には盛岡芝1000mのOROターフス
プリントを制覇と、とにかく1000m以下で強い馬。しかし、前走・早池峰スーパース
プリントでは
ミラクルダマスクにダッシュで負けてしまったのが気になる点。それでも近走、オープン特別では上位に食い込めているだけに、得意のSSSで再び魅せてくれるかもしれない。
JRAから転入後3連勝中の
モンファロン(愛知)も気になる存在。逃げても控えてもレースができる馬で、今回は他馬と同斤量でどんなレースを見せるだろうか。
あっという間のワンターン重賞・日本海ス
プリントは7月7日金沢11R、17時30分発走予定。
(文:大恵陽子)