今年の
プロキオンS(GIII)は、例年と違って阪神競馬場で行われます。中京開催なら過去3年馬券圏内の9頭中7頭が該当する東京1400-1600m、中京1400mの左回りワンターンコース実績馬を中心に予想を組み立てればいいのですが、今年は使えません。
中京と阪神との違いは、前者は直線に入ってすぐに坂があり、コーナーで緩みやすいのに対し、後者は右回りで、かつペースが流れやすいコース形態で、直線の最後に急坂がある点です。そのため、持続力の重要度が上がります。
こうした違いから、東京や中京のように直線でのトップスピードの速さが求められる条件で好走してきた馬より、同条件の阪神や重い馬場の地方交流重賞で持続力が問われる条件で好走している馬を、今年は重視したいです。あと、今年はかなり雨の影響がある馬場が濃厚なので、高速馬場実績もあることが理想です。
今年はJpnI勝ち馬が2頭出走してきますが、例年、時期的にはトップクラスが不在になりやすいので、5-6月に3勝クラスやオープン特別、地方交流重賞を好走している馬の好走が目立つレース。なかでも、4歳馬はとくに注目。過去5年で1着3頭、2着も2頭該当しています(17年は該当馬なし)。
この条件と傾向から、不良馬場の
黒船賞を勝ち、前走の
かきつばた記念でも逃げ切った
ラプタス、同条件で不良馬場だった前走の天保山S2着
レッドルゼルを中心に予想を組み立てることを考えています。
ウマい馬券では各馬の適性、ローテ、レースレベルなど全馬の評価を記載。買い目も含めて最終結論にご注目ください。
(文=nige)