12日に行われるプロキオンS(3歳上・GIII)の舞台となる阪神ダート1400m。このコースについて解説していく。通常、プロキオンSは中京ダート1400mで争われるが、今年は京都競馬場改修工事の影響で阪神での施行となる点に注意。

　阪神競馬場のダートコースは1周1517.6m、ゴール前直線が352.7m。サイズは標準的だが、コース全体での高低差が1.6mあるためタフさが求められるのが特徴だ。

　ダート1400mは2コーナー奥のポケットスタート。初角となる3コーナーまでは約540mほど。スタートからしばらくは平坦コースを走り、残り900m地点から緩やかに下り続け、ラスト200m地点から1.6mの急坂を上ってゴールする。芝スタートなので前半のペースは速くなりやすく、オーバーペースになると極端な前崩れになることも。

　道悪となった先週の阪神ダートは速い時計が記録されていた。今週も不安定な予報となっており、脚抜きの良い馬場になった場合は、先週同様の高速決着を想定した方が良いだろう。基本的には芝スタートでペースが上がりやすいため、外枠の差し馬に妙味のある条件だが、スピードタイプの押し切りにも注意を払う必要がありそうだ。