過去5年は1、2、3番人気での馬券決着がないレース。また、勝ち馬こそ
JRA所属が独占しているものの、昨年3着した
ローレライが11番人気だったように、馬券的には地方所属から狙い馬を見つけることができるかどうか。これが馬券のカギを握るような気がします。
JRAからの出走予定は4頭。昨年の同レース勝ち馬、
ファッショニスタと
メモリーコウはすでに古馬地方交流重賞で実績があるだけに強力ですが、あとの2頭は3勝クラスを勝ち上がったばかり。ならば、馬券圏内に地方所属が付け入る枠は1つ以上あると考えてもよいかもしれません。
今年の
マリーンCを勝った
サルサディオーネ、
JRAから転入してここ3走が3着以内でようやく大井所属に馴染んできた
サラーブなどが注目を集めそうな地方所属ですが、個人的には地方所属取捨ポイントは「追い切り時計」と考えています。
前記した
ローレライをはじめ、ここで馬券圏内に入った地方所属はみな、最終追い切りで速い5F時計、4F時計をマークしていました。重賞でも通用するスピードがある、それを示すのが追い切り時計だと思います。
これを踏まえたうえで調教欄を見ると、面白そうな馬が浮かび上がってきます。これが絡めば、今年も波乱になること間違いなし。
JRA所属の調教内容の解説はもちろん、狙える地方所属の解説は
ウマい馬券でまとめたいと思います。
(文=井内利彰)