スマートフォン版へ

【セレクトセール2020】全兄に米G1馬・ヒルダズパッション20が3億8000万円

デイリースポーツ
  • 2020年07月15日(水) 06時00分
 「セレクトセール2020」(14日、ノーザンホースパーク)

 2日目は当歳馬226頭が上場。昨夏に死んだディープインパクトキングカメハメハの産駒が不在の中、米G1馬ヨシダを全兄に持つ「ヒルダズパッション20」(牡)の当歳セリ史上5位となる3億8000万円をはじめ、落札価格の1〜3位をハーツクライ産駒が独占した。新種牡馬ではサトノダイヤモンド産駒の「サマーハ20」(牝)が1億円で取引された(価格は全て税抜き)。

 ディープ&キンカメ産駒不在で注目を集めた2日目は、ハーツクライ産駒が会場を沸かせた。上場された同産駒の当歳馬19頭のうち、「ヒルダズパッション20」(牡)が3億8000万円でハンマープライス。全兄に米G1・18年ウッドワードSなどを制したヨシダ、今年のシンザン記念Vのサンクテュエールがいるワールドワイドな良血馬が、この日トップの高値で落札された。

 購入したのはホウオウの冠名で知られる小笹芳央氏。「今年も、ムキになり過ぎてしまいました(笑)。ただ、抜けて素晴らしい馬でしたので、何としても落札したいと思っていました」とコメントした。

 母が米2歳牝馬チャンピオンの「シーズアタイガー20」(牡)は(株)ダノックスが2億7000万円で落札。岡田良樹ディレクターは「きょうはとにかくハーツ(産駒)でいこうと決めていました。厳選して、最終的にオーナーの判断で、この馬にいこうと」と決断の理由を説明。前日の1歳馬セリでもディープインパクト産駒の「フォエヴァーダーリング19」(牡)を4億円で落札しており、「ほぼ100点です」と満足げに会場を後にした。

 この他にも前日に1歳セリ史上最高額となる5億1000万円で落札されたシーヴ19(牡)の異父弟「シーヴ20」を、2億1000万円で三輪ホールディングが落札。2日目の落札価格1〜3位をハーツクライ産駒が独占。ノーザンファームの吉田勝己代表は「いい繁殖を付けているから自然と(値段が)高くなっちゃう」と笑いが止まらない。クラシックを狙える王道血統。ハーツ時代の到来を予感させる一日となった。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す