スマートフォン版へ

ニシノデイジー&勝浦がコンビ復活走 誰よりも知る男は「全然やれそうじゃん」/トレセン発秘話

  • 2020年07月17日(金) 18時00分
巴賞を勝った馬って、本番ではどうなんですかね?」

 藤沢和厩舎・津曲助手からのこんな問いかけで始まった今週の函館記念取材。レイエンダを筆頭に3頭出しの同厩舎は、レッドサイオンがその巴賞で1番人気7着。3年前にはサトノアレス巴賞を快勝して函館記念でも引き続き1番人気に支持されたが、6着に敗れている。ちなみに今年の巴賞勝ち馬トーラスジェミニの鞍上は(藤沢和厩舎)所属騎手の木幡育。何かと関連が深い。

 昨年の函館記念で1、2着したマイスタイルマイネルファンロン巴賞9、12着馬。巴賞からの臨戦で好走した馬は「負け組」ばかりであり、津曲助手が暗に示唆した、前哨戦の勝ち馬不振の傾向が函館記念の見通し=予想を難しくさせている。とりあえずは巴賞の負け組か、それ以外の路線から本命馬を探すべきか。

 先週の函館競馬で妙に心に残ったのが土曜メイン・五稜郭Sでのナイママの激走。実に一昨年夏のコスモス賞以来の勝ち星だった。次走の札幌2歳S(2着)以来の洋芝で見事に復活を果たしたわけだが…。その札幌2歳Sの勝ち馬こそが函館記念に出走するニシノデイジー。この馬もまた洋芝が約2年ぶりという点でナイママと重なる。

 特筆すべきはニシノデイジーの鞍上に、かつての主戦・勝浦が戻ってくることだ。函館入り後は付きっきりで稽古をつけており、日に日にトーンは上がっている。勝浦は「こちらが思っている感触と違ったことが多々あった馬ですから」と前置きしたうえで、「久々に乗ったら“あれっ? いいじゃん。全然やれそうじゃん”って思いましたね。少なくとも歯車が狂っているとか、成長していないといった感じはまったくない。もちろん(近走は)結果が伴っていないので強気なことは言えない。ただ、馬の雰囲気とか感じはすごくいいんです。元気があって、落ち着きもある」

 勝浦が最後にコンビを組んだのは昨年のセントライト記念(5着)。背中から降りることになった続く菊花賞の見通しを「菊の舞台がピッタリ。(3冠の中で)一番チャンスがあると思う」と口にしていたにもかかわらず、やはり結果は出なかった(ルメール騎乗で9着)。人間側の感触、推測と合致しにくい馬と重ね重ね強調しつつ、「とにかくリズム良く運べるかですね。何回も乗っていて、勝った時のイメージはあるので」。そう、“勝った時のイメージ”を持っているのは、勝浦しかいないのだ。

 記者自身はニシノデイジーの復活走は「脚をためる競馬」でしか実現できないと思っている。楽に先行できる脚もあるが、それとは逆に、いかにじっくり構えた競馬ができるか。それができるのはニシノデイジーを誰よりも知る勝浦だけなのではないかと考えている。

(函館のイレブン野郎・立川敬太)

東京スポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す