18日の
JRA函館2歳Sに門別から挑んだ
ラジアントエンティ(
阿部龍54)は12着という結果でしたが、初めての輸送で-12キロの馬体重減。レースでは、初めての芝の速いペースに道中はポジションを下げながら、勝負どころからも踏ん張って食い下がり、勝った
リンゴアメから0秒8差のゴールは、応援する側には「健闘」と映ったのではないでしょうか。
何もかもが“初物尽くし”の中、門別でデビュー2連勝を決めた地力の一端は垣間見せてくれたのではないかと感じます。
角川秀樹師によると、次走予定は「
JRAの
クローバー賞にチャレンジするか、地元1000mのフルールカップH3(8月12日)あるいは
リリーカップH3(1200m外回り)が候補ですね」とのこと。先々は牝馬路線を歩む可能性が高そうで、角川厩舎所属馬の活躍が際立っている
リリーカップH3に駒を進めてきた場合には、特に要注目でしょう。
昨年まで創設から16回を数える牝馬短距離重賞ですが、角川厩舎勢がなんと8勝(2006年/第3回
タガタメ、08年/第5回
アンペア、09年/第6回
プリモエナジー、11年/第8回
レイモニ、12年/第9回
ハニーパイ、13年/第10回
クリノエリザベス、15年/第12回
モダンウーマン、17年/第14回
ストロングハート、19年/第16回
プリモジョーカー)!
まさに「突き抜けた」成績を残している一戦です。今年も複数の有力馬を送り込む可能性が高そう。少し先のレースではありますが、覚えておいていただくとよろしいかと思います。
さて、きょう21日(火)のメイン(最終)11RはJBC協会協賛のスタリオンシリーズ「
モーニン賞」。外回り1700mに11頭が出走予定です。
目下2連勝と本格化ムードの
ラステラデファルコに、前走逃げて同馬の0秒1差2着に踏ん張った
キタキタフーガ、移籍先の大井では不振に陥ったものの昨秋2歳重賞ブロッサムカップH3で後の
北斗盃馬
レッドカード以下を大きく離して圧勝している高素質馬
ネーロルチェンテが上位候補に挙げられそう。
JRA1勝クラスから転入後2、4、2着と上位安定
スプレーモゲレイロ、門別1700mは5戦して3度の馬券絡みと実績ある
ネフェリ、C2下戦ながら3走前この距離で豪快に突き抜けた
スーパーブレーヴらも、有力馬の一角と目されるメンバー構成。
11頭が揃うだけに展開次第では人気薄の台頭も十分に見込まれ、“馬券的妙味”が大きそうな一戦と言えそうです。発走は20時40分、お見逃しなく!
(文:ひだか応援隊)