2007年に新設された2歳馬による重賞レースで、今年で第14回を迎える。2歳馬による最初の重賞・
栄冠賞の1200mから一気に500m距離が延びる1700mで争われ、今年は
栄冠賞2着の
スティールグレートをはじめ、11頭が顔を揃えた。
◎は
ブライトフラッグ。デビュー戦こそ2着に敗れたが、2戦目で勝ち上がり、続く
アタックチャレンジも制して現在2連勝中。初勝利の1000mから2勝目は1700mと距離延長も全くものともせず、2着馬に8馬身差をつける圧勝。1700mを経験しているのは大きいし、前走の勝ちっぷりの良さからも、ここは3連勝で重賞制覇の可能性十分だ。
〇に
スティールグレート。前走の
栄冠賞では、1番人気の
サイダイゲンカイに半馬身差の2着。この馬も含めて
栄冠賞組は距離延長に対応できるかが鍵となるが、前走は道中追っつけ通しで1200はこの馬には忙しい印象を受けた。父の
アジアエクスプレスも1700m前後で活躍しており、むしろこの距離の方が良いだろう。
▲は
ノットリグレット。デビュー戦を勝って2戦目で臨んだ
栄冠賞は4着だったが、こちらは37秒2とメンバー中上がり最速の脚を使った。後方からの競馬となったが 距離延長でもっと楽についていけるだろうし、前走同様の差し脚を繰り出せれば上位争いできる。
△は2頭。
サブルドールは前走のターフチャレンジ1で逃げ粘って2着。このレースで1700mも経験している。同型との兼ね合いがポイントとなるが、スムーズな競馬ができれば。もう1頭は前走
栄冠賞8着のレース振りから距離延長が良さそうな
シンタロウ。
1700m経験馬と
栄冠賞組のどちらに軍配が上がるのかに注目の
ブリーダーズゴールドジュニアカップは、7月28日(火)、20時35分発走。
(文:佐々木祥恵)