8月2日に札幌競馬場で行われる
クイーンS(3歳上・牝・GIII・芝1800m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、函館競馬場で代替開催された2013年はデータの集計対象外とした。
過去10年、馬番別では最多となる6回の馬券絡みが2番。次点で4回の6番と8番が続き、3回が14番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0-1-1-8 複勝率20.0% 複勝回収率146%
2枠 3-2-1-4 複勝率60.0% 複勝回収率130%
3枠 1-0-1-14 複勝率12.5% 複勝回収率73%
4枠 0-2-2-14 複勝率22.2% 複勝回収率53%
5枠 1-2-2-13 複勝率27.8% 複勝回収率66%
6枠 1-0-2-16 複勝率15.8% 複勝回収率31%
7枠 2-1-0-17 複勝率15.0% 複勝回収率24%
8枠 2-2-1-15 複勝率25.0% 複勝回収率115%
【1〜3人気】
1枠 0-0-0-3 複勝率0.0% 複勝回収率0%
2・3枠 2-2-2-4 複勝率60.0% 複勝回収率96%
4・5枠 1-1-1-3 複勝率50.0% 複勝回収率78%
6・7枠 3-1-0-4 複勝率50.0% 複勝回収率80%
8枠 1-0-0-2 複勝率33.3% 複勝回収率43%
【4人気以下】
1枠 0-1-1-5 複勝率28.6% 複勝回収率208%
2・3枠 2-0-0-14 複勝率12.5% 複勝回収率95%
4・5枠 0-3-3-24 複勝率20.0% 複勝回収率56%
6・7枠 0-0-2-29 複勝率6.5% 複勝回収率14%
8枠 1-2-1-13 複勝率23.5% 複勝回収率127%
まず、
クイーンSは最大14頭立てで行われるため、必然的に1枠は馬番1番、2枠は馬番2番の成績となる。
枠順別成績を全体的に眺めると、内か外の極端な枠順の回収率が高く、昨年も8枠の
ミッキーチャーム(1人気1着)と
カリビアンゴールド(9人気3着)が揃って馬券圏内に好走してみせた。
なお、上位人気馬であれば枠順による有利不利は少ないが、最内の1枠は幾らか苦戦している様子もうかがえる。一方で、4人気以下となると4〜7枠は妙味を求めづらい印象で、特に6・7枠は連対例がなく、複勝率も6.5%と低調なので注意すべきだろう。