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【小倉記念】ノーブルマーズ夏王者へ仕切り直し 七夕賞13着大敗…敗因分析ばっちり

デイリースポーツ
  • 2020年08月12日(水) 06時00分
 「小倉記念・G3」(16日、小倉)

 酷暑の小倉で行われるサマー2000シリーズの第3戦。7歳の古豪ノーブルマーズが逆襲を狙っている。シリーズ制覇を目指して臨んだ前走の七夕賞がまさかの13着大敗。それでも、中間の動きから出来落ちは全く感じられず、反撃態勢は整っている。昨年3着と舞台設定は文句なし。ここで汚名返上といく。

 休み明けの目黒記念で10番人気の低評価に反発し、4着と健闘したノーブルマーズ。3年連続での宝塚記念参戦ではなく、サマー2000シリーズで実を取りにいった前走の七夕賞だったが、勝負どころから全く反応を示さず、13着と大きく期待を裏切った。

 「前で競馬をすることはできましたが、自分のペースでレースを運べなかった上に、重馬場でしたからね。前半で忙しい流れになって、持ち味を発揮できませんでした」と石原助手は振り返る。

 敗因の分析はできている。だから気持ちを引きずることなく、次へと目標を切り替えることができた。5日の1週前追いは、栗東坂路を上々の手応えで駆け上がり4F53秒6-12秒5。9日の坂路でも、気合十分にラスト1F12秒7をマークした。年齢的な衰えは感じられず、中間の動きが好調を伝えている。

 「けさ(11日)もいい雰囲気でしたよ。調整が終わった後もしっかりとカイバを食べて、いい状態を維持してくれています」と同助手も納得の口ぶりだ。

 小倉は〈1・0・2・0〉と好相性。昨年の当レースでも3着に好走した。「ペースが流れる小回りコースそのものは、この馬に向いていると思うんです。あとは無理なく運ぶことができれば。宝塚記念(18年)でも3着に好走した馬ですから」と同助手は自信をのぞかせる。前走の敗戦だけで見限るのは早計。7歳の夏、古豪が酷暑の小倉決戦で再び存在感を示す。

提供:デイリースポーツ

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