「
札幌記念・G2」(23日、札幌)
関屋記念を
サトノアーサーで制した池江厩舎が、
札幌記念に
ペルシアンナイトを送り込む。17年11月のマイルCS以来、勝ち星から遠ざかっているが、6歳を迎えても気力、体力ともに十分。まだまだ馬は若い。昨年は
ブラストワンピースや
フィエールマン、
ワグネリアンといった強豪相手に小差の5着。厩舎の勢いに乗って、北都のG2で復活Vといきたい。
先週、新潟で行われた
関屋記念は、僚馬
サトノアーサーが約2年ぶりの美酒。豪快に差し切り、鮮やかな復活劇を演じた。
ペルシアンナイトを担当する斉藤助手は、札幌でモニター観戦。「年が一緒なんでね。
アーサーは長期休養があったから。よく頑張った」と6歳牡馬の奮闘をたたえた。
さあ、今度は自分の番。
アーサーとは対照的に、ペルシアンは「本当に丈夫な馬。ケガもなく、ずっとローテを守ってきた」と
タフネスぶりに感心する。17年11月のマイルCS以降、勝ち運に見放されているが「レベルの高いところで走っているから仕方がないが、ここらで何とか…という気持ちはある」。復活Vへ、静かに闘志を燃やしている。
札幌入り後も調整は順調。12日の1週前追い切りは新コンビを組む大野を背に、芝コースで
トスアップ(4歳1勝クラス)と併せて追走先着。5F66秒9-36秒1-12秒0の好時計に、鞍上は「いい動き。状態の良さを感じました。ある程度はイメージ通り。軽い走りをするタイプではないので、札幌は合いそうです」と手応えを口にした。
狙うは久々のタイトル奪取。北都で存在感を示したい。「3歳時は柔らかくてしなやかな走りでしたが、年を重ねて筋肉がつき、力強さが出てきた。昨年は小差の5着。洋芝は合うと思うので、ロスなく運べれば」と仕上げ人。国内外のG1でもまれてきた6歳馬。豊富な経験を生かし、同期の
アーサーに続く。
提供:デイリースポーツ