23日に小倉競馬場で行われる北九州記念(3歳上・GIII・芝1200m)について枠順・馬番別に検証していく。

　過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが5番。3回で7番、8番、9番、18番が続き、2回が6番、11番、13番、16番となっている。

　参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。

1枠　1-0-0-17　複勝率5.6％　複勝回収率31％
2枠　2-0-0-17　複勝率10.5％　複勝回収率35％
3枠　1-2-2-14　複勝率26.3％　複勝回収率67％
4枠　1-4-1-14　複勝率30.0％　複勝回収率351％
5枠　1-0-1-18　複勝率10.0％　複勝回収率28％
6枠　1-2-2-15　複勝率25.0％　複勝回収率104％
7枠　0-1-1-23　複勝率8.0％　複勝回収率21％
8枠　3-1-3-20　複勝率25.9％　複勝回収率146％

【前走1000m】
1・2枠　3-0-0-10　複勝率23.1％　複勝回収率96％
3・4枠　0-1-1-8　複勝率20.0％　複勝回収率26％
5・6枠　0-2-1-8　複勝率27.3％　複勝回収率150％
7・8枠　2-0-1-11　複勝率21.4％　複勝回収率181％

【前走1200m以上】
1・2枠　0-0-0-24　複勝率0.0％　複勝回収率0％
3・4枠　2-5-2-20　複勝率31.0％　複勝回収率277％
5・6枠　2-0-2-25　複勝率13.8％　複勝回収率34％
7・8枠　1-2-3-32　複勝率15.8％　複勝回収率51％

　昨年も9人気のダイメイプリンセスが8枠16番から下馬評を覆す走りで勝利を掴んでいたが、勝ち馬においては大外の8枠が最多となる3勝を挙げている。ただし、その隣枠となる7枠は、北九州記念が芝1200mで行われるようになった06年以降でみても「0-2-2-30」と優勝例がなく、一概に外目の枠順であれば良いという訳でもないようだ。

　また、1・2枠も幾らか苦戦傾向にあり、特に前走で1200m以上のレースに出走していた馬は過信禁物と言えるだろう。なお、過去に同条件で勝利した馬は08年スリープレスナイトに限られ、同馬は次走でスプリンターズSを制している。