8月22日、オーストラリアの2020-21年シーズン最初のG1となるウィンクスS(芝・1400m)がランドウィック競馬場にて開催された。
コックスプレート制覇を狙う、ケイアイノーティックの全兄フィアースインパクト(父・
ディープインパクト)や、
コーフィールドCを狙うマスターオブワインなど、G1馬8頭の豪華メンバーが集まったこのレース。
そんな強豪メンバーの中のレースを優勝したのは5歳牝馬ヴェリー
エレガント。
後方三番手の位置取りから四角で大まくりを見せて先頭をうかがうと、直線では同厩舎のスターオブザシーズとの激しい叩き合いを制しG1・4勝目を飾った。
管理するクリス・ウォラー調教師はヴェリー
エレガントとスターオブザシーズのワンツーに加えて、
イメージングも4着に入り上位を独占した。
ヴェリー
エレガントの鞍上のJ.マク
ドナルド騎手は「本当に素晴らしい馬で、今まで関わった馬でも最もタフな牝馬です。ここ半年間でも素晴らしい成長を見せてくれました。
メルボルンCを目標とする馬がこの距離でこのパフォーマンスを見せてくれるとは、この先が本当に楽しみです」とコメント。
フィアースインパクトは馬場の内側の経済コースから馬群の間を縫うように先頭をうかがうも、僅かに及ばずに3着となった。
ウォルフは前半から積極的な競馬を見せるも、直線は力尽きて最下位となった。
(取材:川上鉱介)