サ
マースプリントシリーズのGIII5戦の中では、唯一この
キーンランドCだけが
グレード別定(他はハンデ戦か賞金別定)で行われる。故に、賞金もやや高く設定されていて、同じGIIIの中でも、やや格上に位置づけられている。
1.4〜5歳馬が中心
函館開催だった13年を除く過去9年、4歳馬が[4-3-4-14]で複勝率44.0%と圧倒的な成績を残しており、次点の5歳も[3-1-4-28]で複勝率22.2%と上々。対して、3歳馬は複勝率15.0%、6歳馬は6.9%、7歳以上は11.1%。
2.ある程度間隔の空いた馬
過去9年、中2週以内で出走した馬は38頭いるが馬券に絡んだのは昨年3着の
リナーテと17年1着の
エポワスのみで、複勝率は5.3%しかない。対して、中4〜8週の馬は複勝率30.0%、中9〜24週の馬は複勝率25.5%。
3.より長い距離での実績に注目
過去9年の勝ち馬9頭中8頭には、それ以前に1400m以上のオープン・重賞競走で勝利するか、GIで3着以内に入った経験があった。開催の進んだタフな馬場状態で行われるため、スピードだけでなくスタミナも求められるということだろう。
人気でも
ダイアトニックには逆らい難いか。前走の
函館スプリントSでは、初の1200mだった
高松宮記念に続いて高いス
プリント能力を発揮し2馬身差完勝。紛れが起きやすいス
プリント戦で前走ほどうまく行くかという点はあるが、楽に先行していけるスピードがあるので揉まれたり脚を余してしまう心配は少ない。