「キーンランドC・G3」(30日、札幌)
タフな夏女-。20年の
ビリーバーにピッタリな称号だ。5月3日の東京戦を皮切りに、前走のアイビスSDまで、全て中2週で5戦を消化。それでも、タフなローテ、そして東京→函館→新潟という長距離移動に音を上げるどころか、レースごとに内容を充実させ、3勝クラス卒業&重賞3着と結果を残しているのだから恐れ入る。
今回は中4週と間隔をあけての一戦。19日の1週前追いでは、美浦Wで5F67秒0-12秒6の時計をマークした。キビキビとしたフットワークは相変わらずで、しっかりと好調をキープできている。
22日に札幌入り。直前輸送の影響が心配されたが、25日には主戦の杉原が騎乗して、札幌の角馬場で軽快に弾んだ。杉原は「体重は前走ぐらいあるみたいだし、乗った感じは大丈夫。前走も体調が良かったけど、充実ぶりが伝わってくる」と状態面に太鼓判を押す。
「
ダイアトニックと
ライトオンキューは強いけど、スタートをポンと決めてうまく展開が向けば」と手応えアリの鞍上。石毛師も「馬は力をつけているし、千二の方が競馬がしやすい」と期待の口ぶりだ。充実一途の5歳牝馬が、アッと言わせるシーンがあっても驚けない。
提供:デイリースポーツ