「キーンランドC・G3」(30日、札幌)
勢いは侮れない。3勝クラスを勝ち上がって重賞に挑む
アスタールビーが27日、札幌ダートで絶好調をアピールした。初コンビを組む吉田隼の感触も良好。強敵がそろったが、目下の充実ぶりなら、一発があっても不思議ではない。
昇級初戦でも軽視禁物だ。3勝クラスを勝ち上がったばかりの
アスタールビーが、札幌ダートで軽快に躍動。好調をアピールした。
初コンビとなる吉田隼を背に前半はゆったりスタートを切ると、3角過ぎから徐々にピッチを上げて行く。直線に入り、残り1Fで手前を変えると、そこからギュンとひと伸び。手綱は動くことなく、馬なりのまま加速して4F52秒0-39秒8-12秒2でフィニッシュした。中間の時計は23日と今回の2本だけだが、放牧先でも緩めず乗り込まれてきた。
吉田隼は「最後だけ気合をつけてと言われていたが、馬が行く気になっていたのでスーッと行かせました。反応は良かったし、仕上がってますね」と状態面に太鼓判。「乗り難しい感じはなかったし、いいスピードがあると思います。メンバーは強くなるけど、できたら内枠を引いていいところを見せたいですね」と気合が入っていた。
ハナにこだわらず、控える競馬もできるタイプ。全4勝中3勝は、函館と札幌で挙げており、洋芝での実績は十分だ。相手は一気に強化されるが、コース相性と調子の良さを生かして、一気にタイトル獲りを狙う。
提供:デイリースポーツ