9月6日に行われる
小倉2歳S(2歳・GIII)の舞台となる小倉芝1200m。このコースについて解説していく。
小倉競馬場の芝コースは1周1615m。これは
JRA10場で、福島に次いで2番目に小さい数字だ。ゴール前の直線は293mで、高低差は3m。また幅員が30mと広い点も特徴の一つと言える。
芝1200mは2コーナーポケットからのスタート。初角となる3コーナーまでの距離は480mほどと長い。このコースの特徴はなんといっても下りスタートになる点で、200mほどの下り→300mほど平坦→200mほどの下り→ゴールまで平坦という起伏になるため、非常にペースが速くなる。3〜4コーナーが下りの
スパイラルカーブということもあり、スタートからゴールまで絶対的なスピードが求められるコースだ。
2回小倉は前4日間はAコース、後4日はBコースを使用する。例年は開催12日目に行われる
小倉2歳Sだが、今年は8日目の施行。ただし、Bコース4日目という点は変わりない。夏に行われる2回小倉は、2月に行われる1回小倉とは異なり、野芝のみで施行されるため、非常に速い時計が記録される。実際、今開催も2日目の2歳未勝利(芝1200m)で1.07.5が記録されるなど超高速馬場で開幕した。しかし先週土曜の2歳未勝利牝(芝1200m)が1.08.4など、開催が進むにつれて時計を要してきており、外からの差しも決まっている。
小倉2歳Sも展開、枠順一つで大きく結果が左右されそうだ。