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【セントウルS予想】 開幕週でも差し馬有利!? 天候と展開から浮上してきた“意外な”本命候補とは?/JRAレース展望

  • 2020年09月11日(金) 18時33分
 逃げ馬候補として挙げられるのはラブカンプーミスターメロディビアンフェダノンスマッシュセイウンコウセイクリノガウディーあたりです。開幕週でそれなりに時計は出そうですが、雨の影響もあって当日の降り具合によっては馬場の状態がかなり変わりそう。

 そのなかで逃げそうなのは、ビアンフェラブカンプーの2頭。ただ、前者は無理に主張していくタイプでもないので、後者が強引な形でハナに行くことが想定されます。ペースもそれなりに流れそうで、開幕週にもかかわらず、馬場によっては差し決着の可能性も秘めた展開となりそうです。

 では、各有力馬の解説をしていきましょう。まずは、ダノンスマッシュから。前走は距離の壁を感じるような敗戦でしたが、1200m路線ならばGIでも通用する逸材です。ただ、高松宮記念で凡走したように極端な馬場で揉まれるレースはイマイチで、理想は良馬場での競馬。当日の馬場などを含めて、最終的な判断を下したい1頭です。現時点での評価は非常に難しい馬です。

 ミスターメロディの前走・安田記念は久しぶりといえども負けすぎな印象で、直線ではすでに手応えがない状態での大敗でした。得意のスプリント路線ならば巻き返しがありそうで、前が流れる展開もこの馬にとってベスト。体調面さえ問題なければメンバーが揃った重賞でも楽しみで、多少の馬場悪化も苦にしなさそうなタイプです。

 ビアンフェの前走は、1200mに戻ってこの馬の良さが最大限に発揮されたレースで、やはり逃げてこそのタイプです。ただし、今回はラブカンプーの出方が最も気になるポイント。2番手から、どこまで踏ん張れるかがカギとなります。メンバー揃った古馬勢相手だと多少微妙な印象で、ここは相手止まりが妥当でしょう。

 前走で不可解すぎる大敗を喫したクリノガウディー。2走前も含めて、スムーズさを欠いたレースが続いていますが、3走前のGIほど走れれば巻き返しはありそうで、本来の力を出せれば重賞でも十分に勝ち負けできる馬です。雨の降る馬場もプラスなだけに、ここは相手云々よりも自分との戦いとなりそうです。

 シヴァージの前走は、前と内が有利な馬場のなかでの敗戦。外を回って、5着まで差してきたことは素直に評価できる走りでした。こちらも雨が降る馬場はプラスに働きそうで、前が流れて差し馬有利の展開となれば開幕週でも差し切る力は十分にあります。人気もやや落とし気味のここは狙い目となりそうで、馬場次第では本命候補の1頭として検討したいところです。

 以上、5頭をジャッジしましたが、正直、取り上げた上記の5頭とそれ以外の馬に関しては実力差がかなり大きい印象。よほどの乱ペースや大雨がない限りは、5頭以外に勝つまでのチャンスはなさそうです。

 その5頭のなかでも有利不利や馬場の適性など見極めるポイントは多いので、そのあたりをしっかりと明確にしたうえで、やや力が足りない人気馬の評価を落として美味しい配当をゲットしたいと考えています。前述したなかで、最も狙い目の◎から最終的なジャッジを公開する予定ですので、得意の2場と先週プラス収支で勢いに乗っている予想に、ぜひご注目ください。
(文=倉本匠馬)

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