スマートフォン版へ

【神戸新聞杯】レクセランス逆襲の秋 夏越え心身成長!指揮官「ささる面なくなった」

デイリースポーツ
  • 2020年09月23日(水) 12時26分
 「神戸新聞杯・G2」(27日、中京)

 春のクラシックはいずれも2桁着順に終わったレクセランス。しかし、ひと夏を越して着実に成長を遂げた。心身ともに幼かった姿はもう過去のもの。本来の実力を余すところなく発揮し、コントレイルを慌てさせる場面をつくりたい。

 新馬戦→福寿草特別すみれSとデビュー3連勝を飾ったレクセランス。無敗戴冠に挑んだ皐月賞は11着、続くダービーでは15着とG1の高い壁に跳ね返されたが、成長著しい今、菊のトライアルで春の雪辱を誓う。

 デビューからオープンまでの連勝は全て前残りの展開を後方から差し切る強い内容。それも、2戦目の福寿草特別を勝った際に、川田が「能力はありますが、どうしても右にささる面が強烈です」と振り返ったように、心身ともに未完成な状態での勝利だった。ただ、そんな悪癖がありながら勝てるほどG1は甘くなかった。

 ダービー後は滋賀県のノーザンファームしがらきで夏休み。放牧先で疲れを癒やし、入念に乗り込まれた今回は、ひと回りもふた回りも進化している。「今回はささる面が全くないです」とは1週前追い切りを見守った池添学師。「夏を越して成長したというのもあるし、コンビ鼻革(※)に替えて口を割らないようにしました」。馬自身の充実ぶり、そして陣営の取り組みが着実に形となって表れてきた。

 課題の一つだったゲートにも改善の兆しが見られる。「馬体重自体は増えていませんが、トモのボリュームがアップしました。あとはスタートですね。いい位置を取りたいです。でも、後ろ(トモ)がしっかりしてきた分、以前よりは出るのでは」と指揮官は見立てた。逆襲の秋へ、プロセスは完璧。あとは結果を出すだけだ。

 ※馬具の一つで、馬の口角の上と下で口を締める鼻革。口を開けたまま走る馬や、舌をハミから抜いてしまう馬に効果がある。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す