27日に中山競馬場で行われる
オールカマー(3歳上・GII・芝2200m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、新潟競馬場で代替開催された2014年はデータの集計対象外とした。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みが
ステイゴールドと
ディープインパクト。次点で3回の
ハーツクライが続き、2回が
マンハッタンカフェ、
ジャングルポケット、
ホワイトマズルとなっている。過去には
マツリダゴッホが3連覇を果たすなど、コース巧者の活躍も顕著だ。
ステイゴールド産駒は「2-2-1-14」。昨年は4人気の
スティッフェリオが勝利する一方で、2人気の支持を集めた
ウインブライトは9着に凡走。今年は
クレッシェンドラヴ、
ステイフーリッシュの2頭が出走予定。
ディープインパクト産駒は「1-3-1-7」。15年に牝馬の
ショウナンパンドラが勝利しているものの、1〜3人気の上位人気馬が8頭もいたことを思うと勝ちあぐねる傾向が強い。今年は上位人気と目された
フィエールマンが回避となったが、
カレンブーケドール、
センテリュオが出走予定。
トーセンホマレボシ産駒は「0-1-0-0」。同産駒からは昨年2着の
ミッキースワローが再度の好走を目論む。先述の通り、
ディープインパクト系は幾らか勝ち味に遅い様子がうかがえるものの、本馬においては「2-2-0-1」のコース巧者でもある。
スクリーンヒーロー産駒は「1-0-0-1」。16年に
ゴールドアクターが勝利するほか、父系祖
父グラスワンダーも11年の勝ち馬
アーネストリーを出している。今年は約1年8ヶ月ぶりの復帰戦としても注目を集める
ジェネラーレウーノが出走予定。