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【白山大賞典予想】地方初参戦のエルデュクラージュ、前走より斤量3kg減で重賞初制覇へ/NARレース展望

  • 2020年09月29日(火) 12時09分
 今日29日、金沢競馬場でダートグレード競走・白山大賞典(JpnIII、ダート2100m)が行われる。JRAから5頭、北海道1頭、大井1頭、東海(愛知・笠松)から2頭を迎えた12頭立てとなった。

 中心は2連勝中のエルデュクラージュ(JRA)。昨秋にオープン入りを果たし、2走前のブリリアントSは好スタートから3-4番手のインでレースを運び、直線で外に切り替えて勝ち、前走・スレイプニルSも好位の外目から残り400mを切って先頭に立って勝利を収めた。先行できる脚質は小回りの地方コースで有利に働く。

 約4カ月ぶりの実戦で初めての地方の馬場、そして内ラチ沿いの砂が深い金沢で最内枠を引いた点はやや不安だが、それ以上に魅力的なのは斤量。前走は2着マスターフェンサーより1kg重たい57kgを背負って勝ったのが、今回は斤量が逆転し、同馬より1kg軽い54kgでの出走となる。JRAより砂厚が深い地方競馬へ初参戦であっても、斤量を味方に押し切るだろう。

 マスターフェンサー(JRA)は前走・マーキュリーCでは3コーナー手前で他馬を先に行かせてから追い出し、最後は2着デルマルーヴルとの叩き合いを制して1馬身半抜け出して勝った。その前の2走ではエルデュクラージュとの差を詰めきれず2着に敗れていたが、左回りで重賞初制覇。タイトルを手にしたことで斤量は1kg増となったが、昨年のケンタッキーダービーをはじめとするアメリカ遠征から帰国後も安定した成績を残す馬。展開一つで重賞連勝もあるだろう。

 リンノレジェンド(北海道)は昨年、大井の黒潮盃、盛岡のダービーグランプリを制すと、3歳馬ながら道営記念まで制覇した馬。今シーズン初戦はいきなり8着に敗れるところからの始動となり驚いたが、ここにきて再びいい頃のパフォーマンスに戻ってきた。前走の金沢・イヌワシ賞では持ち味とも言える逃げの形で大差勝ち。ここは地方馬最先着だけでなく、さらにその上を期待したい。

 また、昨年のシリウスSを勝ったロードゴラッソ(JRA)はここ2走、着順が崩れているが、前走は出遅れて序盤から脚を使ったぶんだろうから、軽視はできない。

 白山大賞典は9月29日金沢11R、16時25分発走予定。

(文=大恵陽子)

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