2001年に創設され、第20回を迎える今年からH1に格付けが昇格。全国の
地方競馬で行われる2歳馬による重賞シリーズ、未来優駿にも組み込まれている。また
JBC2歳優駿(11/3)の前哨戦という位置づけにもなっており、
栄冠賞優勝の
サイダイゲンカイをはじめ、サッポロクラシックカップの2、3、4着馬など10頭が出走し、本番を目指して戦いを繰り広げる。
◎は
トランセンデンス。前走のサッポロクラシックカップ(2着)はここでも人気になりそうな
ノットリグレット(4着)、
シビックドライヴ(3着)に先着しており、2走前から距離を延長して良さが出ている印象だ。今回はさらに100m距離が延びるが、これもかえってプラスになるだろう。
○の
シビックドライヴも、◎同様、距離が延びたのが好材料のクチ。前走も初めての重賞で3着と力のあるところを見せた。距離延長ももちろん問題なく、前走以上の結果も期待できそうだ。
▲に
ノットリグレット。フレッシュチャレンジに勝った後、重賞を3戦して、4、2、4着と好走してきたように、能力は高い。1700mでもある程度の結果を出していて、距離も心配はないし、地方重賞6勝の名牝
ノットオーソリティの子で血統的な楽しみもある。
△は3頭。
サイダイゲンカイは芝1500mの前走
クローバー賞で先行して失速。距離延長は良いとは言えないが、走り慣れたダートに戻るのでそのあたりに期待したい。
ノートウォージーは、ここに来て3連勝と力をつけている。一線級とは初手合わせだが、勢いと成長力で面白い存在。
栄冠賞で
サイダイゲンカイの2着となった
スティールグレートも、巻き返しを狙う。
前走のサッポロクラシックカップで1700mを経験した
トランセンデンス、
シビックドライヴ、
ノットリグレットに加えて、1700mで3連勝中の
ノートウォージーなど、距離延長に不安のない組が有利か。それとも
栄冠賞を制して実績的に一歩リードの
サイダイゲンカイが距離延長をこなすのか。注目の
サンライズカップは、10月1日(木)、20時35分発走。
(文:佐々木祥恵)