10月3日に中京競馬場で行われる
シリウスS(3歳上・GIII・ダート1900m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、今年は開催日割の変更に伴い中京ダート1900mにて施行されるため、2019年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。
このコースでは初出走となる
American Pharoah産駒は上位人気と目される
カフェファラオが出走予定。
エンパイアメーカー系は人気以上の激走も目立つ傾向にあるが、勝利例は17年500万下の
エンパイアブレイクに限られる。過去の種牡馬傾向からは適性を計りづらいことも否めず、今後の指標とするためにも本馬の走りには注目したい。
キングカメハメハ産駒は「2-0-1-8」。中京競馬場が
リニューアルしてから当該コースで最も勝ち星を挙げている種牡馬が
キングカメハメハ。また、牝馬の好走例が一度もないことも特徴となっている。同産駒からは
グレートタイムが出走予定。
ハーツクライ産駒は「1-0-1-11」。当該コースの通算成績では
キングカメハメハ、
マンハッタンカフェに続く勝利数を収めており、孫世代となる
ジャスタウェイ産駒も好走率・回収率ともに優秀な数値を記録している。同産駒からは
スワーヴアラミスが登録しているものの、25日の
ブラジルCに回る公算が高い。
オルフェーヴル産駒は「1-0-0-13」。データ集計期間外を含めても好走例が1頭増えるだけだが、19年
納屋橋S(3勝クラス)1着
アルドーレ、18年
インディアトロフィー(1000万下)2着
ストーミーバローズ、と当該コースのなかでは格の高い条件で好走を果たしている。同産駒からは
アルドーレが出走予定。