「サウジアラビアRC・G3」(10日、東京)
サウジアラビアRCは14年にいちょうSが新設重賞となり、15年に現名称に改称。過去6年の勝ち馬で
クラリティスカイ、
ブレイブスマッシュ、
ダノンプレミアム、
グランアレグリア、
サリオスの5頭のG1馬(海外G1も含む)を輩出している。
出世の登竜門になっており、20年も将来を有望視されている逸材が出走する。藤沢和厩舎の
キングストンボーイは札幌の新馬戦をV。半兄は18年
皐月賞馬
エポカドーロで、奥の深さを感じさせる血統だ。津曲助手は「(デビュー前の)追い切りから騎手の評価が高い馬。新馬戦は余裕があったし、着差以上のレースでしたからね」と素材の良さを絶賛。コンビを組むルメールも、かなりほれ込んでいる。
今回は東京芝1600メートル戦。同助手は「前走で内にモタれるようなところがあったので、左回りの広いコースはいいと思います」と舞台変わりを歓迎する。18年
グランアレグリアに続き、名門厩舎の素質馬が、出世レースで存在感を示す。
提供:デイリースポーツ