11日に京都競馬場で行われる
京都大賞典(3歳上・GII芝2400m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが2番と7番。3回で1番、4番、6番、10番が続き、2回が3番、8番、9番、14番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 2-1-0-8 複勝率27.3% 複勝回収率140%
2枠 3-0-2-7 複勝率41.7% 複勝回収率356%
3枠 1-1-1-10 複勝率23.1% 複勝回収率69%
4枠 1-1-2-10 複勝率28.6% 複勝回収率173%
5枠 0-1-1-13 複勝率13.3% 複勝回収率39%
6枠 1-1-1-12 複勝率20.0% 複勝回収率50%
7枠 1-3-2-13 複勝率31.6% 複勝回収率77%
8枠 1-2-1-16 複勝率20.0% 複勝回収率41%
【前走がGI】
1・2枠 4-0-2-5 複勝率54.5% 複勝回収率400%
3・4枠 0-1-2-4 複勝率42.9% 複勝回収率78%
5・6枠 0-0-1-7 複勝率12.5% 複勝回収率42%
7・8枠 1-4-3-9 複勝率47.1% 複勝回収率98%
【前走がGI以外】
1・2枠 1-1-0-10 複勝率16.7% 複勝回収率117%
3・4枠 2-1-1-16 複勝率20.0% 複勝回収率139%
5・6枠 1-2-1-18 複勝率18.2% 複勝回収率45%
7・8枠 1-1-0-20 複勝率9.1% 複勝回収率28%
前走GIに出走していた馬が「5-5-8-25」複勝率41.9%と安定感がある一方で、勝ち馬においては半数が前走GI以外のレースに出走していた馬から出ていることに留意すべきだろう。なお、昨年も丹頂S(オープン)から臨んだ
ドレッドノータスが11人気の低評価を覆す走りで勝利を掴んでいる。
総じて内目の枠順が穴をあけやすい傾向にあり、前走で格上のGIに出走していた馬でも大半が1・2枠でしか勝利していない。むしろ、前走でGIを使われていた馬ほど外枠不振となっており、3〜8枠から勝利した馬は8頭立てで行われた11年の
ローズキングダムに限られる。19年
グローリーヴェイズ、18年
シュヴァルグラン、13年
ゴールドシップなど、該当馬は1人気ですら馬券圏外に敗れる可能性があることを念頭に置きたい。