11日に東京競馬場で行われる
毎日王冠(3歳上・GII・芝1800m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる5回の馬券絡みが7番。4回で4番、8番が続き、3回が1番、6番、10番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0‐0‐3‐8 複勝率27.3% 複勝回収率190%
2枠 2‐0‐0‐10 複勝率16.7% 複勝回収率45%
3枠 0‐2‐0‐10 複勝率16.7% 複勝回収率52%
4枠 1‐4‐2‐7 複勝率50.0% 複勝回収率257%
5枠 0‐0‐2‐14 複勝率12.5% 複勝回収率36%
6枠 3‐2‐2‐11 複勝率38.9% 複勝回収率80%
7枠 2‐0‐0‐18 複勝率10.0% 複勝回収率14%
8枠 2‐2‐1‐15 複勝率25.0% 複勝回収率54%
【1〜5人気】
1〜4枠 1‐3‐1-11 複勝率31.3% 複勝回収率52%
5〜8枠 7-3-4-20 複勝率41.2% 複勝回収率82%
【6人気以下】
1〜4枠 2-3-4-24 複勝率27.3% 複勝回収率183%
5〜8枠 0-1-1-38 複勝率5.0% 複勝回収率14%
1・2人気が馬券圏外に敗れた14年が最たる例といえるが、出走頭数が15頭以上になると内枠の優位性が高まる傾向にある。ただし、今年は特別登録の段階で11頭立て以下になることが確定していたため、データの掲載は割愛した。
例年、出走頭数が揃わないこともあり、上位人気馬は不利を受けにくい外目の枠順ほど安定した成績を残している。一方、5〜8枠で6人気以下ながら3着以内に好走した2頭は、13年
ジャスタウェイ(6人気2着)と15年
イスラボニータ(7人気3着)。どちらも次走
天皇賞(秋)でも好走しているので、上位人気馬を差し置いて外枠から好走した人気薄には引き続き注目するだけの価値がありそうだ。