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【サウジアラビアRC コース解説】ワンターンで初角までも長く、能力が反映されやすい

  • 2020年10月09日(金) 15時30分
 10日に東京競馬場で行われるサウジアラビアロイヤルC(2歳・GIII・芝1600m)の舞台となる東京芝1600m。このコースについて解説していく。

 東京競馬場の芝コースは左回りで1周距離2083.1m。これは新潟競馬場に次ぐ広さで、ゴール前直線も525.9m、幅員は最大41mと、まさにチャンピオン決定戦にふさわしいコースだ。広い幅員を生かし、A〜Dのコースを使い分けることによって馬場の傷みの分散化を図っている。

 芝1600mは向正面直線の右奥からのスタート。いわゆるコーナー2回の「ワンターン」のコースになる。3コーナーまでの距離は550mほど。緩やかな下りからスタートして、3コーナー手前で緩やかに上り、再度3〜4コーナーは下り坂になる。最後の直線は525.9m。残り480m地点から260m地点にかけて、高低差2mの上り坂が待ち構えている。坂を上りきってからはほぼ平坦。

 初角まで長いので、基本的に枠の有利不利は少ない。また、外枠の馬が先行争いに加わると、ペースが厳しくなって逃げ、先行馬にとって厳しくなる傾向がある。

 サウジアラビアロイヤルCは4回東京開催の1日目。4回東京は前半6日間をAコース、後半2日間をBコースで行う。夏を挟んだ秋最初の開催、しかも2回東京6日目以来のAコース使用で絶好のコンディションでの開催と思われたが、金曜正午時点で既に発表は「重」。週末にかけて台風の影響もあり、不良馬場もありえる流れとなってきた。

 昨年は勝ち時計1.32.7、上がり33.1秒の脚でサリオスが優勝。近3年の勝ち時計は1.32.7から1.34.0と幅があるが、勝ち馬はダノンプレミアムグランアレグリアサリオスで全て後にGIを制している。強い馬が時計関係なく勝ち切るレースと考えて良いだろう。

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