デアリングタクト、
コントレイルと無敗の3冠馬誕生に注目が集まるレースが続く。どちらも相手探しと考えるファンが多いかもしれないが、今週末の
秋華賞に目を向けるとある点に気が付く。出走予定馬に逃げ馬がいないということだ。前走で4コーナーを先頭で通過したのは、
紫苑Sを勝利した
マルターズディオサのみだ。
同馬も逃げにこだわるタイプではなさそうで、紛れもありそうなスローペースになりそうだ。どの馬が逃げるのかという点でも、意見が分かれそうな予想のしがいがあるレースといえるだろう。展開予想家の倉本匠馬氏は現時点でどう読んでいるのだろうか。
「典型的な逃げ馬不在のメンバー構成で、ペースが流れやすい内回りの2000mでもさすがに落ち着きそう。基本的には外が伸びる馬場である以上、逃げ馬よりも直線で外目に出す好位勢を狙いたいところで、枠も内過ぎず外過ぎない形がベストになる。直線が短い多頭数のレースなので、あまりに4角で後ろすぎる場合は相当苦しい競馬が予想されるだろう」
と話し、逃げ馬候補として
アブレイズと
ウインマリリンの2頭を挙げた。両馬とも好位からしぶとく脚を伸ばすレースで好走しているが、打倒
デアリングタクトを実現するために思い切った逃げを打つことも十分考えられる。
スローペース濃厚なメンバー構成でペースを握るのはどの馬か? 騎手の手綱さばきにも注目だ。直線早めに抜け出した馬を
デアリングタクトが捕らえられるのかどうか。各馬の位置取りを読み切ったうえで、馬券を買いたいところだ。発走は日曜15時40分。
逃げ馬候補を挙げた倉本氏による「今週の重賞展開推理」では、各馬の位置取りや勝ちに近い位置取り=Vポジションを解説しています。
秋華賞でVポジションに近い馬はどの馬なのか? 以下よりぜひご覧ください。