1981年に3歳(現2歳)の特別レースとして創設され、2000年に重賞となった。その後、2007年に一旦オープン競走に格下げになったほか、出走条件、開催場など幾度か変遷を経て、2008年に再び重賞となった。なおこのレースでの3着馬まで
南部駒賞の優先出走権が与えられる。第40回を迎える今年は、
トライアルのビギナーズカップを勝った
リュウノシンゲンら6頭が出走する。
◎は
リュウノシンゲン。2走前のこのレースの
トライアルのビギナーズカップでは、楽に2番手からレースを運び、直線では脚を伸ばす断然の1番人気
マツリダスティールを退け優勝。唯一の敗戦は3走前の芝の若鮎賞3着で、ダートは4戦4勝の負け知らず。少頭数のこのメンバーなら断然力量上位で、信頼おける本命とみた。
○に
リュウセイオジョウ。まだ1戦のキャリアだが、この馬以外の出走メンバーは
リュウノシンゲンと既に勝負付けが済んでいる印象で、強い内容で初戦を突破したこの馬に期待したい。距離延長がカギだが、キャリアの浅いこの馬にとっては少頭数も味方するだろうし、どのようなレースをするのか楽しみだ。
▲は
シラカミロード。前走のフューチャー
ステップ2歳は3着時のタイムが1分27秒9と、
リュウノシンゲンの前走のフューチャー
ステップ2歳優勝時と同タイムで走破。時計の比較だけなら十分上位争いできそうだ。
6頭と小粒なメンバー構成の中、
リュウノシンゲン1強の様相を呈している。その一方で、出走メンバーと初手合わせとなる
リュウセイオジョウがどこまでやれるかにも注目だ。
若駒賞は10月18日(日)、18時10分発走。
(文:佐々木祥恵)