10月17日、オーストラリアでは総賞金500万豪ドルの伝統のハンデG1、第143回
コーフィールドC(芝・2400m)がコーフィールド競馬場で、芝レース世界最高賞金額の1500万豪ドルを誇るジ・エベレスト(芝・1200m)がランドウィック競馬場で、それぞれ行われた。
昨年は日本の
メールドグラースが制覇した
コーフィールドC。1番人気に応えて優勝したのはC.ウォーラー厩舎の
ベリーエレガント。
ベリーエレガントは、道中は中団で折り合うと、四角ではザーラ騎手に導かれてスムーズに外へ持ち出した。直線では、迫るアン
ソニーヴァン
ダイクをクビ差退けて見事に伝統のハンデG1を見事に制覇。
鞍上のM.ザーラ騎手は絶好調で、この日4勝目を自身初めての
コーフィールドC優勝で飾った。
ザーラ騎手は「素晴らしくタフな牝馬です、直線でアン
ソニーヴァン
ダイクに並び掛けられても抜かせませんでした。2400mという事もあり、道中はリズム良く折り合うことを重視していました。観客がいない中で行われたのは残念ですが、
コーフィールドCを勝てて素晴らしい気持ちです」とコメント。
2着のアン
ソニーヴァン
ダイクは、17枠からのスタートが響き、後方から大外を回る競馬を強いられた。それでも最後まで伸びてクビ差の2着と、英ダービー馬の意地を見せつる走りとなった。同馬は2週後に行われる
メルボルンCへ向かう予定。
シドニーのランドウィック競馬場で行われたジ・エベレストでは、こちらも1番人気のクラシックレジェンドが人気に応えて優勝。620万豪ドルの高額賞金を手に入れた。
クラシックレジェンドの鞍上のK.マカヴォイ騎手は、なんと同レース3勝目。今年でまだ第4回開催の高額賞金レースでその勝負強さを見せつけている。
(取材:川上鉱介)