25日に京都競馬場で行われる
菊花賞(3歳・牡牝・GI・芝3000m)について、前走・ローテーション別に検証していく。
過去10年で
神戸新聞杯組が8-6-4-46と8勝を挙げており、同じく
トライアルである
セントライト記念の1-3-1-47を圧倒している。さらに
神戸新聞杯の1着馬は4-1-1-1、1番人気1着馬は4-0-0-1とさらに信頼度が上がる。今年無敗の三冠達成を狙う
コントレイルはこれに当てはまることになるだろう。また、後者のパターンで
菊花賞を制した馬には
オルフェーヴル・
ゴールドシップ・
エピファネイア・
サトノダイヤモンドと名馬の名前が並ぶ。一方で、優先出走権獲得となる「3着以内」に入っていなかった馬は0-0-2-37。このローテーションだとしても着外からの巻き返しは難しい。ただし、今年のみ
神戸新聞杯が中京芝2200mだったことには留意したい。
神戸新聞杯とほぼ同数の出走歴がある
セントライト記念は上記のように苦戦。優勝例は2015年
キタサンブラックのみで、同馬はそれぞれ6・5番人気で前哨戦と本番を連勝、本命評価ではなかった。また、
神戸新聞杯同様に前走4着以下馬は0-1-0-27と巻き返しは難しい。唯一の好走例は2017年
クリンチャーの10番人気2着で、
セントライト記念は9着だったが、同馬には
皐月賞4着の実績があった。
唯一、両
トライアル以外で優勝例があるのが2018年
フィエールマンの
ラジオNIKKEI賞からの直行だが、今年は該当馬の登録はなし(今年の
バビットは2走前に同レースを勝利)。また、
サトノインプレッサの
毎日王冠は過去例が2006年まで遡らなければならず、
キメラヴェリテの
シリウスSは初のケースとなる。今年は
ブラックホールが該当する
札幌記念組は0-1-0-2。2016年
レインボーラインが3・2着と連続で好走した。
前走条件戦組は3着内の回数だけであれば
セントライト記念と並ぶ。好走例があるのは2勝クラスのみで、レース名では
兵庫特別・
阿賀野川特別・
支笏湖特別。今年は「2走前」にはこれらのレースの名前があるが「前走」には該当馬がいない。