10月25日(日)に京都競馬場で行われる菊花賞(GI)に出走予定のサトノインプレッサ(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)について、追い切り後の矢作芳人調教師のコメントは以下の通り。

「春に関してはソエですとか、いろんな不安が多くて、それに比べて秋はそれが解消されて馬が良くなっていると思ったので、(毎日王冠の)結果は残念でした。(ゲートは)必死に練習していますが、練習ではやらないんですが、競馬に行くと出遅れてしまうというところです。ただ、ゲートを出た後の走りも、彼本来のものではなかったです。

自分は適距離と思って使ったんですが、結果的に言うと短かったというところで、競馬で走り切っていないので疲れはありませんでした。中1週でも不安はないですし、今日も終いしっかりやれています。身体の使い方に関して、春の良い時のような状態が戻ってきてくれればと思います。ジョッキーが自信を持っている、というから使いますので、ジョッキーに頑張ってもらいたいと思います。

(今日は)指示としては全体時計は遅くて良いので、上がりでシャープに身体を使わせるようにしてください、ということで、良い動きをしてくれたと思います。

コントレイルと一緒で3000メートルが適距離とは思っていませんが、ダービーで折り合えたように気性面が成長してきました。元々ポテンシャルの高い、素晴らしい良い馬なので、巻き返しに期待しています」

(取材：山本直)

ラジオNIKKEI