11月1日に東京競馬場で行われる
天皇賞・秋(3歳上・GI・芝2000m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが7番、8番、12番。3回で2番、4番、9番が続き、2回が6番、14番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 2‐2‐0‐14 複勝率22.2% 複勝回収率31%
2枠 1‐1‐0‐17 複勝率10.5% 複勝回収率21%
3枠 0‐0‐3‐16 複勝率15.8% 複勝回収率32%
4枠 4‐2‐2‐12 複勝率40.0% 複勝回収率108%
5枠 1‐2‐0‐17 複勝率15.0% 複勝回収率26%
6枠 2‐1‐1‐15 複勝率21.1% 複勝回収率88%
7枠 0‐2‐2‐22 複勝率15.4% 複勝回収率52%
8枠 0‐0‐2‐25 複勝率7.4% 複勝回収率20%
【1〜5人気】
1・2枠 3‐3‐0‐9 複勝率40.0% 複勝回収率64%
3・4枠 4‐2‐2‐3 複勝率72.7% 複勝回収率140%
5・6枠 2‐3‐1‐10 複勝率37.5% 複勝回収率84%
7・8枠 0‐0‐1‐7 複勝率12.5% 複勝回収率16%
【6人気以下】
1・2枠 0‐0‐0‐22 複勝率0.0% 複勝回収率0%
3・4枠 0‐0‐3‐25 複勝率10.7% 複勝回収率43%
5・6枠 1‐0‐0‐22 複勝率4.3% 複勝回収率36%
7・8枠 0‐2‐3‐40 複勝率11.1% 複勝回収率39%
東京芝2000mはコース形態から外枠不利とされており、上記の通り7・8枠からは優勝例がなく、8枠においては連対例もない。ただし、7・8枠は大半が6人気以下の人気薄にもかかわらず、上位人気馬と好走率の差異が少ないことも特徴となっている。
なお、東京競馬場が
リニューアルされた03年以降でみれば、8枠は1勝、7枠は3勝を挙げているため、実は3枠が連対例のない唯一の枠順となっている。11年
ブエナビスタ(3枠5番・1人気4着)を最たる例として挙げられるが、内枠は進路を確保できないリスクについても警戒しなければいけない。